コメディが日常にある幸せ
氷のつぶが吹雪いてきたらそりゃ痛いって。ぼんです。
12月はちょっとだけ仕事でも忙しさを感じておりましたが、1月も中旬に入り納期に追われる製造フェーズも落ち着いてきて、すっかり気を抜いた一週間を過ごしております。定時に帰れると、帰ってからあれやろうこれやろうって気分にちゃんとなる気がするので、こんな日々が多くあってほしいものです。穏やかに3月のひな誕祭を迎えたい……。
気になる本があったのでアマゾンで購入して、ここ数日で読みました。
オークラさんは放送作家。元々細雪というお笑いコンビで活動していたが、解散後はバナナマンや東京03の単独ライブに初期から作家として携わっている人。またラーメンズ、おぎやはぎ、バカリズムなど東京のライブシーンを盛り上げてきた(さも知ったように書くが作中にそう書いてあった)コント師と、ユニットライブ企画などを通して長年親交が深い。放送作家としては、はねるのトびら、トリビアの泉などの人気番組を担当してきたすごい人。最近だとドラゴン桜2の脚本を手掛けたことで話題になりましたね。
初めてオークラさんを知ったのは、高校生の頃にバナナマンのラジオを聴いてた時。よく名前がが出てきていじられて、設楽のおもちゃにされてるおじさんなんだな~くらいにしか思ってなかった。というか別に今でもそのイメージでしかない。すごい人感がないのってそれはそれですごいよね。
本では、芸人になったきっかけからその当時の芸人界隈の雰囲気、そして時代の流れによる変化、バナナマンやラーメンズ、バカリズムなど『天才』たちとの出会いから芽生える夢、そして作家へ転身してからの仕事について、とにかくどこかに残しておきたかったんだろうな~って思わせるような熱量で記されていました。感動した。
第3章、芸人から作家へ転向する経緯についての章が、読み進めていて一番面白かった。さっき挙げた『天才』たちしかり、中学、高校、大学を経て好きになっていった自分の好きな人たちがどんどん出てくるんですもの。この人達のつながりがあの作品につながっていくんだ!みたいな感動がいくつもありました。読んでみて、これからもあの人達のお笑いが好きなんだろうなって改めて思える本でした。
本買って積まないですぐ読めるのは調子いい証拠。ではまた。
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